もう2週間くらい前に読み終わったんだけど、今になってやっぱりジワジワ効いてきた。
号泣必至の名作『ジェイルバード』と同じく、落ちぶれたダメ老人が過去を回想する物語。
1本のカラーテープだけで人の魂を表現できると豪語し、絵具とキャンバスとカラーテープの謎の化学反応によって全ての作品が笑いものにされた過去をもつ、元・天才抽象画家にして挫折した引きこもり老人。
そんな彼が何十年にも渡って「じゃがいも納屋」の中に隠し持っていた奇跡。
どこまでもウィットにとんだ、ひねくれた魂の震え。
「私はラボー・カラベキアン。
人生の全てがジョークなのさ。知らないのかい?」