新奇さや意味や物語を宿らせなくても、世界を切り取る感性、その感性のエッジの鋭さだけで、優れた芸術は製作されうるのだな、と思った。
その後フラッと寄ったナディッフで、謎のイベントに巻き込まれ、ノイズの嵐を浴びることになった。
なんだか、偶然の素晴らしさを感じた。街ってホントに楽しいな、と思った。
その後気まぐれで立ち寄った六本木ABCで、ELOの「Mr. Blue Sky」が偶然かかっていた。
僕は彼らの存在を全然知らなくて、この曲すごく良いんだけど誰のだろう?と思ってたら、たまたまトークショーが始まり、名前が告げられた。
そのELOのアルバムが、ホントにホントに素晴らしい。
こんな有名な人たちを何で知らなかったんだろう?
まさに「ビートルズよりもビートルズらしい」んだけど、そこに謎のニセモノ感と、「ロックとクラシックの融合」なんていう仰々しいコンセプトが加わってくるもんだから、もう、たまらないな、と思った。
ウェス・アンダーソン『アンソニーのハッピーモーテル』はそれはそれは楽しい映画だった。
やっぱりすげーぞ、ウェスは。オーウェン・ウィルソンがキレキレだった。
彼らが発する、あの身軽でだらしない自由さは、ペイブメントのそれにすごく近いと思った。
ラストのベンチのシーンは、泣きそうになるものがあった。
今後の楽しみは、鉄割の戊井さんの『まずいスープ』を読むこと。
横浜ジャズプロムナードに行くこと。
束芋展、内藤礼展を見に神奈川へ行くこと。
エリアソン展を見に金沢に行くこと。
デザイナーズウィークを見に外苑前へ行くこと。
それから、シーモア・ホフマンの『脳内ニューヨーク』。
マイケル・ムーアの『キャピタリズム』。
ウェス・アンダーソンの『ミスター・フォックス』。
などの映画たち。
それから、それから、
鉄割アルバトロスケットの単独公演を見に下北沢に行くこと。
神里雄大演出の新作を駒場アゴラに見に行くこと。
フェスティバルトーキョー関連の何かを見に行くこと(バティックにしようか外国勢にしようか?悩ましい。)
などの演劇やダンスたち。
それから、アイム・フロム・バルセロナのライブ映像を毎日のように見て暮らすこと。
ちなみに、スウェーデン出身だからね、彼らは。
こないだ、おじさんが広げていたスポーツ新聞の小見出しに「チイ散歩は『近くに行きたい』を具現化した秀逸な番組」って書いてあった。
近くに行きたい。